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恋に効く可能性を秘めた4種の媚薬 あの花を摘んできてくれ、 吟遊詩人の時代のはるか以前から人々は“ほれ薬”を求めてきた。万能の媚薬(びやく)などというものは依然として空想の域を出ないが、現在開発の進んでいる4種の薬に関しては、将来恋に悩む人にとって希望の光となるかもしれない。 まず、“ほれ薬”はそもそも実現できるのかという点が問題となるが、それにはある小さな動物が鍵を握っているという。人間以外に一夫一妻制をとる数少ない哺乳類の一種にプレーリーハタネズミがいる。プレーリーハタネズミが生み出すホルモンは、性的魅力を増強し、一雌一雄関係や営巣行動を促進することが知られている。 異性を引き付ける要素として「フェロモン」という言葉を聞くことも多いだろう。1959年、ドイツの化学者ブーテナントらが、動物が発する化学物質による伝達信号を説明するためにフェロモンという言葉を作り出した。2009年はちょうど生誕50周年に当たる。 過去の経験が愛の障害となっていることもあるかもしれない。近年、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に関する研究が進展し、いくつかの実験結果から、悲痛な記憶の精神的影響を対処可能なレベルにまで引き下げる薬を作り出せる可能性があることが示されている。ただし、そのような薬が生まれても、特定の記憶を消去できるわけではない。 現在、女性の性欲を増強するといわれるフリバンセリンという薬が臨床実験中である。アメリカのサンディエゴにあるアルバラド病院・性機能センターのアーウィン・ゴールドスタイン氏は、「フリバンセリンは基本的に、興味や関心を増大させる化学物質ドーパミンを増加させる薬だ」と話す。 男性の性機能障害の治療薬、バイアグラとシアリス。人は愛とセックスを手助けしてくれる薬を必死になって求める。その結果、まがい物が薬箱に納まることも多い。
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